一目惚れした時の話

医学生。卒業を控え、自分の人生がこれでいいのかわからなくなった結果、昔した恋愛を書いてみることにしました。

その5 勉強が…

夏。受験の天王山。

 

 

 

僕は全く勉強に集中できなかった。

主な理由は3つ。

 

1つ目はさやの存在。流れ的にそりゃそうなのだが。夏期講習でもさやと同じになった。なんたる運の良さ。講習の先生は普段の授業でもお世話になっている先生でとてもわかりやすかった。ついでにいうと女子人気がまぁまぁあった。

その先生は(特にクラスの生徒を引き合いに出して)例えるのが結構好きで、僕は結構そのネタにされた。悪い気はしない。

そして夏期講習でもネタにされた。「えっwww」と思わず言ってしまった。キモい。

 

 

その日のさやからのメール。

 

 

先生からいじられてたね笑

 

 

よしっ。

 

 

補足だが、夏期講習の帰りも見境なく誘っては一緒に帰ることがあった。勿論一緒に帰らないこともあった。

 

そして2つ目。

僕は高3になって部活の合宿に行っていた。事情を話すと大変長くなるので、かい摘んで話すと、ようはOBとして後輩を指導するための資格を得る試験に受かる必要があり、僕は高2でそれに合格することができなかったので高3になって合宿に行く必要があった。

正直高2の合宿以降、殆ど練習してなくて当時のOBからも「うーん、厳しいなぁ」と言われていたのだが、幸い、試験でのパフォーマンスがちょっと良かったらしく何とか合格した。
当の僕は全く落ちる気はしなかったのだが、まさかギリギリだとは…

 

余談だが、合宿は基本外練だ。5日間、午前練午後練で外にいる。そうつまりえげつない日焼けをする。

 

 

帰ってきてからのさや

 

 

え、なんでそんなに黒いの?別人かと思った。

 

 

 

 

 

3つ目はスマホ。受験においてスマホは本当にいいことない。

読んでる受験生いるかどうかわからんてか絶対いないと思うけどまじで勉強するならスマホは隔離させよう(ブーメラン

僕はさやからの返信が気になりすぎてスマホを離せないでいた。さやはしっかり1日2、3回くらいしか返信をくれなかったのに。何やってんだか。

 

 

僕の勉強へのちっぽけもない情熱は結果として現れる。

 

合宿から帰ってきた翌日。東大模試があった。

まぁぶっちゃけ殆ど解けなかった。体育祭終わってからも足元浮ついたまま勉強してたし、合宿中なんてもっと勉強してない。

 

 

 

 

E判定。散々たる結果だった。

理科はこれから伸びるから〜などと言われているものの、英数までもひどすぎる結果だった。

流石に僕は焦った。このままじゃまずい。

 

そこからはさすがに勉強した。

 

 

 

僕の脳内のさやが占める割合は少し減った。

 

 

(続く)